どのエリア、どの数字か
東京都品川区で取引された中古マンションについて、2025年10〜12月(第4四半期)の取引価格をまとめます。この期間の取引件数は348件、価格の中央値は7,050万円でした。中央値とは、価格を安い順に並べたときにちょうど真ん中に来る金額のことです。
中央値と平均が離れている理由
この期間の平均は8,495万6,034円で、中央値の7,050万円よりかなり高くなっています。これは、価格の幅が4,700,000円から300,000,000円までと非常に広いためです。数億円規模の高額な取引が一部あると、平均はその影響を強く受けて押し上げられます。そのため、エリア全体の相場感をつかむには、平均よりも中央値のほうが参考にしやすい数字です。
前の期間との比較
前の期間である2025年7〜9月(第3四半期)の中央値は6,000万円で、505件の取引がありました。今回の7,050万円と比べると17.5%の上昇です。ただしこの変化は、期ごとに取引された物件の顔ぶれが変わることでも起こります。広い部屋や築浅の物件が多く取引された期は中央値が上がり、逆の場合は下がるといったことが起こり得るため、この数字だけで相場の方向性を決めつけることはできません。また、この上昇がこの先も続くかどうかは、この数字からは分かりません。
面積あたりの価格も見ておく
今回の期間の平均面積は53.8平方メートルで、1平方メートルあたりの平均価格は1,484,626円でした。総額だけを見ると物件ごとの広さの違いが分からず、比較がしにくくなります。同じ総額でも広さが違えば1平方メートルあたりの価格は大きく変わるため、面積あたりの金額も合わせて見ることで、物件同士の比較がしやすくなります。
この数字の読み方
ここで示した金額は、品川区で取引された中古マンション全体を集計した数字であり、特定の1件の物件の価格を示すものではありません。実際の取引価格は、駅からの距離、築年数、階数、部屋の向きなどによって大きく変わります。またこの期間の件数は348件で、前の期間の505件より少なくなっています。件数が少ないほど、1件ごとの取引が全体の数字に与える影響は大きくなるため、件数の変化も併せて見ておくとよいでしょう。
なお品川区は東京都の特別区の一つで、首都圏の中心部に位置する区です。区内でも立地や物件の条件によって価格帯には幅があるため、詳しくは公表資料をご確認ください。
掲載内容は国交省が公表する取引価格情報の集計であり、個別物件の適正価格を示すものではありません。実際の取引価格は物件の個別条件により異なります。
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