東京都杉並区で取引された中古マンションについて、2025年10〜12月(第4四半期)の価格をまとめます。この期間の取引件数は292件で、価格の中央値は5,200万円でした。
中央値と平均の違い
中央値が5,200万円であるのに対し、平均は5,546万7,808円と、中央値より高くなっています。これは価格の幅が広いことが関係しています。実際に今期の取引は400万円から1億7,000万円まで幅があり、価格が特に高い取引が一部含まれることで平均が押し上げられています。そのため、全体の相場感をつかむには、平均よりも中央値のほうが参考にしやすい数字です。
292件という取引件数について
今期の取引件数は292件でした。件数が多いほど、価格の中央値は特定の1件の影響を受けにくくなります。逆に件数が少ない期間の数字を見るときは、たまたま高額な物件や安価な物件がまとまって取引されただけで数字が動くことがある、という点を念頭に置くとよいでしょう。
中央値が30.0%上昇したことについて
前の期間(2025年7〜9月)の中央値は4,000万円で、今期の5,200万円は前の期間より30.0%高い水準でした。件数も389件から292件に変わっています。ただし、この上昇は取引された物件の顔ぶれが期ごとに異なることでも起こり得る動きです。広さや築年数、立地といった条件が違う物件が集計対象になれば、中央値はそれだけで変化します。したがって、この変化を一方向の傾向として捉えたり、今後も同じ動きが続くと考えたりすることはできません。
面積あたりの単価で見る
今期の1平方メートルあたりの平均は101万4,435円で、平均面積は52.0平方メートルでした。総額だけを比べると広さの違いが見えなくなるため、単価を確認すると、同じ総額でも部屋の広さが違う物件同士を比べやすくなります。
この数字の読み方
ここで紹介した数字は、杉並区内で取引された中古マンション全体を集計した値であり、個別の物件の価格を示すものではありません。同じ杉並区内でも、駅からの距離、築年数、階数、方角などによって実際の価格は大きく変わります。物件ごとの価格を知りたい場合は、この集計値をそのまま当てはめず、個別の条件を確認することが必要です。
なお杉並区は東京都区部(特別区)の一つで、首都圏の中でも住宅地としての利用が多いエリアに位置づけられています。
掲載内容は国交省が公表する取引価格情報の集計であり、個別物件の適正価格を示すものではありません。実際の取引価格は物件の個別条件により異なります。
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